12 – 14 September
PACIFICO Yokohama

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リチャード・タトル「San, Shi, Go」、小山登美夫ギャラリー京橋にて

Monday 14 April, 2025

Richard Tuttle リチャード・タトル 数 Kazu, 2024, acrylic, spray paint, pine wood, wire, nail, screws h.59.3 x w.15.4 x d.19.0 cm 
Photo by Kenji Takahashi, ©Richard Tuttle, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

現在開催中:リチャード・タトル「San, Shi, Go」、小山登美夫ギャラリー京橋にて

重要な現代アーティストの1人といえるタトルは現在83歳。約60年のキャリアを築きながら、いまなお先鋭的な探究心をもち制作を続けています。

現在ニューヨークとニューメキシコを拠点に活動するリチャード・タトル(1941-)。
絵画を解体するようにキャンバスをカットし壁に展示した「クロス・ピース」、ワイヤーとその影、ドローイングの線で構成した「ワイヤー・ピース」などの初期の代表作をはじめ、ドローイングともペインティングとも彫刻とも言えるジャンルを超えた自由な表現は、常にアートシーンを刺激し次世代にも大きな影響を与えてきました。

【本展「San, Shi, Go」および新作について】
本展の新作は、いまタトルが深い興味をもつ「数字」と概念、色についての様々な思考のプロセスを、木や紙、布、ワイヤー、プラスティック、発泡スチロールといった日常的な素材によって軽妙かつ豊かな世界観に表した作品となります。

「西洋では縦線で『1』と書き、東洋では横線で書く。若い頃は、なぜこの書き方が反対なのかと疑問に思いながらも、このことを学ぶのは楽しかった。今なら、世界に「どうやって『1』と書くのか?」と尋ねたり、せがんだり、懇願したりすることができる。」

「数字と概念には様々な色が入り交じっている。その色は、物事とは切り離された概念の構造であるなにかに横断する縞のようなものだ。」*

タトルは作品を通し、問いかけを続けます。作品と過ごす時間により、世界の一瞬一瞬の思いがけない面白さの発見と、それを追体験できる喜びを感じるのではないでしょうか。

*リチャード・タトルからの本展に際してのメール、テキストより

展示は5月17日(土)まで。
場所:小山登美夫ギャラリー京橋
東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 3F
営業時間:11:00-19:00
休廊:日月祝
入場:無料

詳細は、小山登美夫ギャラリーのウェブサイトにアクセス。
タトルが本展覧会へ寄せた詩もお読みいただけます。