2025年9月に開催される第3回Tokyo Gendai の第一弾プログラムを発表いたします。
今年導入される新たなプログラムは、創造性をさらに推進し、文化間の交流を促進することを目的としています。その中には、新進アーティストを支援するアーティスト アワード、日本の女性アーティストによる伝統工芸技術に焦点を当てた特別展示、創造的な対話を促進するキュレーター シンポジウムが含まれます。
Hana Artist Award:新進アーティストを支援
2025年、Tokyo Gendaiは、新進アーティストを支援する Hana Artist Award を創設します。このアワードは、Tokyo Gendai の Hana ‘Flower’ セクターに参加する優れたアーティストに贈られるもので、キャリアの初期または中堅の個人アーティストまたは複数人グループのアーティストが対象となります。
本アワードの目的は、新進アーティストの創造的才能を支援することであり、賞金 $10,000USドル(約150万円)と、フェア内での特別な表彰が授与されます。
選考は、世界的に活躍するキュレーターらで構成される国際審査委員会によって行われます。手塚 美和子氏(Dib Bangkok Director)をはじめとする専門家が参加し、会場にてHana ‘Flower’ セクターの全アーティストの作品を審査します。
受賞アーティストは2025年9月13日(土)に開催される授賞式にて、発表される予定です。
Tsubomi ‘Flower Bud’:日本の伝統工芸技術を用いる女性アーティストの特別展示
第3回の特別展示となる Tsubomi ‘Flower Bud’ では、日本の伝統工芸技術を用いる女性アーティストに焦点を当て、現代アートシーンにおける職人的な手法の台頭を探求します。
日本の工芸は、長きにわたり名匠たちによって受け継がれてきましたが、女性の名工は歴史的に国内外で十分な評価を受ける機会が限られていました。
本展示では、現代アートの文脈で工芸を技法として用いる女性アーティストの多様で魅力的な作品を紹介します。あわせて、工芸が世界の現代アートシーンにおいてますます重要な影響を与えている現状を伝えます。
中井 波花(TARO NASU)による陶芸作品や、三嶋 りつ惠(ShugoArts)によるガラス作品を含む、異なるキャリアステージのアーティストによる作品が展示されます。
作品の選定は、Tokyo Gendaiのフェアディレクターである高根 枝里が担当し、学芸プロデューサーであり、2027年に開館予定の小田原文化財団江之浦測候所甘橘山美術館の準備室室長である橋本 麻里氏と協力して行われます。
最新トピックを議論するキュレーター シンポジウム
Tokyo Gendaiは、国内のアートシーンのさらなる発展を支援し、アートコミュニティのためのプラットフォームを提供するという使命の一環として、今年初めてキュレーター シンポジウムを開催します。
本シンポジウムでは、国内外のキュレーターが一堂に会し、キュレーションのコンセプトや実践に関する最新の議論を深めるためのフォーラムを提供します。
多様なテーマやトピックに焦点を当て、日本と世界のアート界をつなぐ対話の場となり、新たな議論を生み出し、異文化交流を促進することを目的としています。
どうぞご期待ください
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