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MISA SHIN GALLERY、足立智美個展を開催

Thursday 3 April, 2025

PAdachi Tomomi, Spirisapientlyra, 2024, String part: wood, 140 x 9.5 x 4.5 cm, Bow: fabric, wood, bamboo and prastic , 72 x 19 x 16.5 cm, Photo by Ueda Yoko

現在開催中:MISA SHIN GALLERYが、足立智美「古い未来の楽器と新しい昔の楽器(と文字)((人工知能による))」を開催

足立智美の個展、「古い未来の楽器と新しい昔の楽器(と文字)((人工知能による))」がMISA SHIN GALLERYで開催中です。 

足立智美は1972年石川県金沢市生まれ。声、身体、コンピュータ、自作楽器によるソロ演奏などを発表するほか、パフォーマー、音響詩人、楽器製作者、視覚芸術家として、幅広い領域で世界的に活動するアーティストです。生成AI(人工知能)がデザインした楽器を彫刻家の大村大悟と協働で制作し、それらを実際に演奏する映像を加えたインスタレーション作品を発表します。

歴史と文脈が欠如していると思われる生成AIを、足立は「人工知能には人工知能の文脈があり、われわれがそれを理解できないだけではないか」という仮説を立てます。そして、生成AIによってデザインされた楽器を実際に製作し、そのインターフェイスを理解するために、演奏技法を開拓し、練習し、演奏することで、身体と音楽の可能性を広げようと考えます。それは人工知能をすでに独立した知性として尊重し、これまででほとんど考えられてこなかった人工知能にとっての「身体」を追求することでもあります。

また、楽器と対応する形で、3Dプリンターによる立体の文字作品も展示。二次元の印刷技術が言葉の環境を劇的に変えたことと同様に、3Dプリンターの出現は文字の三次元化をもたらすと考えた足立は、三次元文字をAIに生成させます。わたしたちはそれをどう読むのか、その能力を得ることができるのでしょうか。

これらは過去に置いてきた未来のようなものであり、人工知能は未来の歴史からこれらの楽器を指し示しているのではないでしょうか。

展示は4月26日(土)まで。
場所:MISA SHIN GALLERY
東京都港区南麻布3-9-11パインコーストハイツ1F
営業時間:12:00-19:00
休廊:日月祝
入場:無料

詳細は、MISA SHIN GALLERYのウェブサイトにアクセス。