サルチョード・イル

Presented by Marco Gallery (H20)
生命の響き, 2026

樟、日本天然石、モンゴル天然石、アクリル

《生命の響き》は、馬・人間・梟からなる高さ約2.6mの立体作品を中心に、馬と狼の群れが円環を描くように配置されたインスタレーションである。

私にとって馬や狼は単なる動物ではなく、人間と自然、可視と不可視、この世とあの世をつなぐ存在である。人間の頭上に立つ梟は、知恵や霊性を象徴し、目には見えない世界へのまなざしを示している。異なる存在が一つの身体に重なり合うことで、それぞれの境界は曖昧になり、互いに響き合う「あわい」の空間が立ち現れる。

周囲を巡る馬と狼は、生命や記憶、時間、そして自然のエネルギーの循環を象徴している。鑑賞者はその円環の内外を歩くことで、作品を眺めるだけではなく、その循環の一部として空間を体験することになる。

私は木を単なる素材ではなく、生命の痕跡を宿す存在として捉えている。木という素材が持つ有機的な質感や重さ、そこに埋め込まれた日本とモンゴルの天然石は、それぞれ異なる土地や文化を越えて生命が共鳴することを象徴している。

Marco Gallery: https://marcoart.gallery/

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